男女入れ替え制の罠
群馬県内での温泉旅行2日目の朝。 子どもたちは夫に預け、久しぶりに手に入れた「ひとり時間」。 育児のご褒美として、ウキウキしながら大浴場へ向かいました。
服を脱ぎ、タオルで前を隠して、いざ温泉へ……。 その時、背後から妙な視線を感じて振り返ると、そこには50代くらいの男性が立っていました。
「え……!?」
思わず大きな声が出てしまいました。男性はすぐに去っていきましたが、そこで血の気が引く思いで気づいたのです。
「男女入れ替え制だった……!」
昨晩入った場所が、朝には男湯に変わっていた。 完全に私の不注意です。パニックになりながら、脱衣所の籠ごと抱えて端っこへ移動し、猛スピードで服を着て外へ飛び出しました。
ようやく正しい「女湯」にたどり着き、周りに女性しかいないことを確認して、心の底から安堵しました。幸せな気持ちで内湯に浸かり、冷えた体を温めていた、その時。
入ってきたのは、30代半ばくらいの男性でした。
何食わぬ顔で体を洗い始め、私が入っている隣の内湯に入ってきました。
大浴場には、私ともう一人、露天風呂にいる女性だけ。 男性はじーっと外を眺め、周りを見る様子はありませんでしたが、私は恐怖で凍りつきました。
声をかけるべきか、叫ぶべきか。 でも、私は服を着ていない。何かあっても逃げることができません。
元保育士として、また一人の女性として、瞬時に判断しました。 「今は動かず、身を潜めて静観する。自分の身を守るのが第一。」
男性が体を洗い直している間のゆっくりとお湯に浸かる長い、長い時間。 のぼせてしまいそうで限界でしたが、脱衣所へ戻る勇気も出ず、ただただ時が過ぎるのを待ちました。
ようやく男性が脱衣所へ消えてしばらくした後、新しく入ってきた女性客の姿を見て、私はようやく外に出ることができました。
今回の事件で痛感した「教訓」
今回の宿はとても素敵でしたが、男女入れ替えの注意喚起が、私のような「うっかり者」には少し足りなかったのかもしれません。看板や札は変わっていても、頭が寝ぼけていると通り過ぎてしまう。
これから温泉旅行へ行く方たちへ、私からの切実なアドバイスです。
- 入れ替え制の宿では、入る前に「看板」を3秒見つめること
- 万が一のとき、脱衣所から遠い死角で着替えるなど、予防線を張ること
- 異変を感じたら、まずは自分の身の安全を最優先に確保すること
私自身、今回の大失敗は本当に反省しています。 しばらくは自宅のお風呂で、ゆっくり心を癒やしたいと思います。
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また、今回の教訓から「次は、家族だけで入れる露天風呂付き客室にしよう」と心に決めました。
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