「子どもも少し大きくなってきたし、そろそろ仕事を始めたい」
そう思ったとき、ふと不安になることはありませんか?
「最後に働いたのは何年も前……」
「今さら私を採用してくれるところなんてあるのかな?」
「幼稚園教諭しか経験がないけれど、他の仕事ができる?」
結婚や出産をきっかけに幼稚園を退職したものの、子育てが落ち着いてきて、もう一度働きたい。
そんな方もいると思います。
私自身は27歳で幼稚園教諭を退職し、ブランクを空けずに一般企業へ転職しました。
そのため「子育て後の再就職」という経験ではありませんが、幼稚園以外の世界で働いた経験と、その後に保育士コーディネーターとして転職希望者の相談をしていた経験があります。
そこで感じたのは、
「幼稚園教諭を辞めたからといって、仕事の選択肢がなくなるわけではない」
ということです。
今回は、元幼稚園教諭が再就職するときに考えたい仕事や、ブランクがあるからこそ確認しておきたいポイントを紹介します。
まず知ってほしい。「ブランク=何もできない」ではありません
仕事を離れている期間が長くなると、
「私はもう昔のように働けない」
と思ってしまうかもしれません。
でも、幼稚園教諭として働いていた経験まで消えるわけではありません。
子どもたちの様子を見ながら先回りして行動する。
保護者の気持ちを考えて言葉を選ぶ。
同僚と相談しながら仕事を進める。
行事の準備をする。
複数のことを同時にこなす。
こうした経験は、幼稚園を離れたあとにも活かせます。
実際、幼稚園教諭の経験は、保育・教育分野だけでなく、事務や接客などの異業種でも活かせるスキルがあります。
元幼稚園教諭が再就職するときの選択肢
「仕事を始める」といっても、いきなりフルタイムで働く必要はありません。
家庭の状況や自分の体力に合わせて選んでいいと思います。
① 幼稚園・認定こども園
「やっぱり子どもと関わる仕事が好き」という方なら、以前の経験を活かしやすい選択肢です。
久しぶりの現場が不安なら、最初から正社員ではなく、パートや短時間勤務から始める方法もあります。
実際、再就職した幼稚園教諭の調査では、通勤時間の短さや教育方針、自分の知識・技能を活かせることなどが再就職先を決める理由として挙げられています。
② 保育園・小規模保育園
幼稚園とは少し違う環境で、もう一度子どもと関わりたい方に。
特に小規模保育園は、0~2歳児を中心に少人数で保育する園もあります。
「大人数のクラス担任は少し不安」という方は、求人を探す際に候補に入れてみても良いと思います。
③ 学童・児童館など
幼児ではなく、小学生と関わる仕事に興味があるなら選択肢になります。
「保育の現場には戻りたいけれど、幼稚園とは違う仕事をしてみたい」という方にも向いています。
④ 保育園・幼稚園の事務
「子どもと関わる仕事は好き。でも、担任として復帰するのは不安」
そんな方は、園の事務という働き方もあります。
私自身、認可保育園で事務員として働いた経験があります。
電話対応や書類作成、備品発注など、これまでとは違った仕事を経験できました。
⑤ 一般企業の事務・接客など
「もう一度働くなら、保育の世界から少し離れてみたい」
そんな選択ももちろんできます。
私自身、27歳のときに幼稚園教諭から一般企業へ転職しました。
最初はパソコン操作もままならず、苦労しました。
それでも、幼稚園で培った「人と関わる力」や「相手の気持ちを考える力」は、仕事をするうえで役立ちました。
「幼稚園教諭をしていたから、一般企業は無理」ではありません。
再就職するときは「何をするか」より先に「どう働きたいか」を考える
ここは、ブランクのある方には特に大切だと思います。
以前と同じように働けるかではなく、
「今の自分は、どんな働き方なら続けられるのか」
を考えてみてください。
例えば、
- 子どもの帰宅時間までに帰りたい
- 土日は家族との時間にしたい
- 週3~4日から始めたい
- 扶養内で働きたい
- 久しぶりなので短時間から始めたい
- できれば自宅から近い職場がいい
など。
昔の自分と今の自分では、生活も優先したいことも違いますよね。
「久しぶりの仕事探し」は、まず求人を見るだけでもいい
再就職を考えていても、
「まだ働くと決めたわけじゃない」
という方もいると思います。
そんなときは、まず求人を眺めてみてください。
「週3日なら働けそう」
「こんな仕事があるんだ」
「意外とブランクOKの求人があるんだ」
と分かるだけでも、気持ちが変わることがあります。
保育業界の求人を探す場合は、ブランクのある人向けの求人や、時短勤務などの条件から探せる転職支援サービスもあります。
私が27歳で転職して感じたこと
私は幼稚園教諭を辞めて、一般企業へ転職しました。
東京駅が最寄りの高層ビル。
オフィスカジュアルの服を着て、昼休みには同僚とランチ。
幼稚園時代のジャージとスニーカーの生活からすると、まるで別世界でした。
もちろん、仕事は大変でした。
営業職だったので目標や数字もあり、毎日残業、家に帰ってご飯を食べて寝るだけの生活でした。
それでも、
「外の世界を知ることができて良かった」
と思っています。
だから、元幼稚園教諭の方にも、
「幼稚園に戻る」
「保育園で働く」
だけではなく、いろいろな求人を一度見てみてほしいと思っています。
まとめ|「もう一度働きたい」と思ったら、まずは一歩だけ
子育てが落ち着いて、
「そろそろ仕事を始めたい」
と思ったなら、その気持ちを大切にしてみませんか?
ブランクがあるからといって、最初から諦める必要はありません。
幼稚園・認定こども園
保育園・小規模保育園
学童・児童館
保育園事務
一般企業の事務・接客
など、選択肢はあります。
そして大切なのは、
「昔の自分ならできた仕事」ではなく、「今の自分が無理なく続けられる仕事」を探すこと。
いきなり応募する必要もありません。
まずは求人を見る。
気になる仕事をお気に入りに入れる。
条件を比較する。
「これなら働いてみたい」と思える仕事が見つかったら、そこで初めて応募を考えればいいんです。
私も27歳のとき、求人を見ている中で「これだ!」と思える仕事に出会いました。
あなたにも、そんな求人が見つかるかもしれません。
「もう一度働いてみようかな」
そう思った今日が、再スタートの第一歩になるかもしれません。
再就職を考え始めた方へ
「まだ働くか決めていない」という段階でも、求人を見ることはできます。
まずは、今の自分の条件でどんな求人があるのかを確認してみるのがおすすめです。
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