「幼稚園教諭を辞めたい。でも、子どもと関わる仕事は続けたい」
「今度は、もっと一人ひとりの子どもとゆっくり関わりたい」
そんな方が転職先として検討することが多いのが、小規模保育園です。
私自身は小規模保育園で働いた経験はありません。
ただ、以前、保育士コーディネーターとして転職希望者のカウンセリングをしていました。
そこで、かなり多かった希望のひとつが、
「小規模保育園で働きたいです」
というものでした。
理由を聞くと、
「もっとゆったり子どもと関わりたい」
「一人ひとりの成長をじっくり見たい」
という声がとても多かったのを覚えています。
特に、20代で幼稚園や大きな保育園で頑張ってきた方から、こうした相談を受けることが多かったように思います。
そこで今回は、実際に転職相談を受けていた経験から、幼稚園教諭から小規模保育園へ転職する場合のメリット・デメリットと、求人選びで確認したいポイントをまとめます。
小規模保育園を希望する人が多かった理由
私が転職相談をしていて感じたのは、「小規模だから楽そう」という理由だけで希望する方は、あまり多くなかったということです。
むしろ、
「今までとは違う保育をしてみたい」
という気持ちが強い方が多かったです。
幼稚園では、たくさんの子どもたちをまとめながら、行事や書類、保護者対応などをこなします。
そんな環境で頑張ってきた先生から、
「もっと一人ひとりの子どもをじっくり見たい」
「行事に追われるより、日々の関わりを大切にしたい」
という話を聞くことがありました。
小規模保育園は0~2歳児を中心とした園が多いため、幼稚園とはまた違った保育に挑戦できることも魅力です。
幼稚園教諭から小規模保育園へ転職するメリット
①一人ひとりの子どもとじっくり関われる
これが一番大きな魅力です。
「大人数をまとめる保育」から、
「少人数の子どもたちとじっくり関わる保育」
へ変えたい方には向いているでしょう。
幼稚園で培った子どもを見る力や保護者対応の経験も活かせます。
②大きな行事中心の働き方から離れられる可能性がある
園によって違いますが、幼稚園のような大規模な行事が少ない小規模保育園もあります。
「運動会や発表会の準備に追われる働き方を変えたい」
という方には選択肢のひとつです。
ただし、行事の量は園によって違うので必ず確認してください。
でも「小規模=働きやすい」ではありません
ここは転職前に知っておいてほしいところです。
私が転職相談を受けていたとき、小規模保育園を希望する方に、
「何名くらいの園が希望ですか?」
と確認することがありました。
「小規模」と言っても、本人がイメージしている園児数には違いがあるからです。
また、
「園庭はありますか?」
と気にされる方も多くいました。
小規模保育園には園庭がない施設もあるため、戸外活動をどのように行っているのか確認しておくと安心です。
そして、園児数以上に気にする方が多かったのが、
「人間関係が良い園ですか?」
「離職率は低いですか?」
ということ。
どれだけ園児数が少なくても、職員同士の関係が悪ければ働き続けるのは大変です。
だからこそ、私は「小規模」という条件だけで求人を選ばないことをおすすめします。
結婚・出産後の働き方を考える人にも
もうひとつ、転職相談でよく聞いたのが、
「働きたいけれど、以前のように長時間は働けない」
という悩みでした。
結婚や出産を機に、
- 子どものお迎えがある
- 遅番が難しい
- 残業ができない
- 土曜日勤務を減らしたい
など、働き方に条件が出てくる方は少なくありません。
その場合は、
「小規模保育園かどうか」だけではなく、「自分の生活に合う勤務条件か」
まで確認することが大切です。
求人を見るときに確認したい5つのポイント
小規模保育園への転職を考えるなら、最低限この5つは確認してみてください。
①園児数
何人の子どもを何人の職員で見ているのか。
②園庭の有無
園庭がない場合、戸外活動はどうしているのか。
③勤務時間
早番・遅番・土曜勤務・残業はどの程度あるのか。
④職員の定着率
長く働いている先生がどのくらいいるのか。
⑤職員同士の雰囲気
可能なら園見学をして、自分の目で確認する。
求人票だけでは分からないこともたくさんあります。
幼稚園教諭から小規模保育園への転職は「あり」
私は、幼稚園教諭から小規模保育園への転職は十分ありだと思います。
特に、
「子どもと関わる仕事は好き」
「でも、今までとは違う保育がしたい」
「一人ひとりの子どもをもっとじっくり見たい」
という方には、魅力のある選択肢です。
ただ、
「小規模だから楽そう」
という理由だけで決めるのはおすすめしません。
園児数、園庭、勤務時間、人間関係、職員の定着率。
自分が大切にしたい条件を確認して、「ここなら長く働けそう」と思える園を探すことが大切です。
私が保育士コーディネーターとして相談を受けていた頃も、先生たちは「どこでもいいから転職したい」のではなく、
「今度こそ自分に合う園で長く働きたい」
という気持ちで転職先を探していました。
転職するかどうかを今すぐ決める必要はありません。
まずは、自分の条件に合う小規模保育園の求人があるのか、眺めてみるところから始めてみてください。
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