「幼稚園教諭を辞めたい。でも、保育しか経験がない私に、他の仕事なんてできるのかな?」
転職を考えたとき、私はそんな不安を抱えていました。
幼稚園教諭として7年間働いていましたが、一般企業で働いた経験はありません。 パソコンが特別得意だったわけでもありません。
それでも27歳のとき、私は幼稚園教諭を辞めて、未経験から一般企業へ転職しました。 転職先は、保育士さんや幼稚園教諭さんの転職をサポートする「保育士キャリアコーディネーター」です。
その後、結婚や夫の転勤をきっかけに退職し、転居先では認可保育園の事務員としても働きました。
振り返ってみると、私の働き方はずっと一直線だったわけではありません。 幼稚園教諭から一般企業へ。 そして保育園事務へ。
その時々の生活や自分の気持ちに合わせて、働き方を変えてきました。
この記事では、実際に転職を経験した私が、
- なぜ7年間続けた幼稚園教諭を辞めたのか
- 未経験で一般企業へ転職した理由
- 転職活動で不安だったこと
- 幼稚園教諭の経験が企業でどう評価されたのか
- 実際に転職して分かったこと
- 転職活動でやっておいてよかったこと
- 今から転職するなら、どう動くのがおすすめか
を、私自身の体験を交えながらお話しします。
「保育しか経験がないから、転職なんて無理かも」と思っている方にこそ、読んでいただきたい記事です。
幼稚園教諭を7年続けて、それでも転職しようと思った理由
私は幼稚園教諭として7年間働きました。 7年も続けていると、いわゆる「中堅」と呼ばれる立場になります。
新人の頃は、毎日目の前のことで精一杯でした。 子どもへの声かけひとつに悩み、保護者対応にも緊張し、行事の準備も何から手をつければいいのか分からない。そんな毎日でした。
でも、7年も経験を積むと、少しずつ変わってきます。
子どもたちの様子を見れば、「今、何を求めているのか」が分かるようになる。 保護者の方とも信頼関係を築けるようになる。 行事の流れも分かり、自分なりのやり方で仕事を進められるようになる。
気がつけば、幼稚園教諭として一通りのことはできるようになっていました。
仕事そのものが嫌だったわけではありません。 子どもたちも可愛かったですし、保護者の方との関係も良好でした。
むしろ、ある程度自分の思い通りに仕事を進められるようになり、幼稚園教諭としては働きやすくなっていたと思います。
それなのに、ふと、「私、このままでいいのかな?」と思うようになりました。
「知らない世界」に飛び込んでみたかった
その頃の私は、幼稚園という世界しか知りませんでした。 もちろん、外の世界があることは分かっています。指示通り動くのではなく、自分が実際にそこで働いたことはありません。
だから、「幼稚園以外の世界を見てみたい」という気持ちが、少しずつ大きくなっていきました。
まだ若いうちに、今まで経験したことのない仕事に挑戦してみたい。 もし挑戦するなら、1日でも若いうちのほうがいい。
そんな気持ちでした。
「今の仕事が嫌だから逃げたい」というより、「まだ知らない世界を、自分の目で見てみたい」という気持ちのほうが大きかったと思います。
制限時間のある人生で、27歳のときに私は幼稚園教諭を辞め、一般企業へ転職することを決めました。
「保育しかしてこなかった私」に一般企業への転職は無理?
転職活動を始めた頃、私が一番不安だったのがここでした。
求人を見ても、「営業経験○年以上」「事務経験者歓迎」「Word・Excelが使える方」などの条件が並んでいます。
私は一般企業で働いたことがありません。 そのため、「私には応募できる求人がないんじゃないか」と思っていました。
でも、実際に転職活動をしてみて気づいたことがあります。
それは、自分では「当たり前」だと思っていた経験が、企業から見ると立派なスキルだったということです。
幼稚園教諭の経験は、実は企業でも評価される
例えば、幼稚園教諭として働いていると、毎日のように、
- 保護者対応 → 顧客対応・コミュニケーション能力
- 行事の企画・運営 → スケジュール管理・進行管理
- 複数の子どもを見ながら仕事をする → マルチタスク能力・リスク管理
- 職員同士で連携する → チームワーク・調整力
といったことをしていますよね。
当時の私は、それを「仕事だから当たり前」と思っていました。
ところが転職活動をしてみると、これらは企業でも十分に活かせる経験だったのです。
「私には保育しかできない」ではなく、「私は保育の現場で、仕事をするために必要な力をたくさん身につけてきた」と考えられるようになります。
私が27歳で選んだのは「保育士キャリアコーディネーター」
私が転職先として選んだのは、保育士キャリアコーディネーターという仕事でした。 保育士さんや幼稚園教諭さんの転職相談に乗り、その人に合った求人を紹介する仕事です。
最初はもちろん不安でした。
「営業なんてできるのかな」 「一般企業のルールについていけるかな」 「パソコンを使った仕事なんて大丈夫かな」
そんな気持ちはありました。
ところが、実際に仕事を始めてみると、幼稚園教諭としての経験が思いがけないところで役立ちました。
転職相談に来る先生から、
「持ち帰り仕事が多くて辛い」 「人間関係に悩んでいる」 「もう担任を続ける自信がない」
などの相談を受けることがあります。
その気持ちは、私自身も幼稚園教諭として経験してきたことです。
だからこそ、単に求人を紹介するのではなく、「その働き方なら、こういう園のほうが合っているかもしれません」と、現場経験を踏まえて話すことができました。
ここで初めて、「幼稚園教諭として7年間働いたことは、私の武器だったんだ」と実感しました。
転職活動でやっておいてよかったこと
1. 自分の経験を全部書き出した
「保護者から相談を受けることが多かった」 「行事の準備や運営を担当していた」 「新人の先生をサポートした」
などです。
「そんなの幼稚園教諭なら普通でしょ」と思うことでも、企業側から見ると評価できる経験があります。
2. 「保育士しかできない」という考えを捨てた
「私は幼稚園教諭だから、保育しかできない」と思っていましたが、実際に一般企業で働いてみると、電話対応、予定の管理、トラブル対応など、保育の現場で培った経験の中に一般企業でも使えるスキルがたくさんありました。
3. 求人を「見るだけ」から始めた
転職を考えたからといって、すぐに退職する必要はありません。 私なら、まず求人を見ます。
「今の経験で応募できる仕事はあるのか?」 「どんな条件の求人があるのか?」 「幼稚園教諭の経験を活かせる仕事は何なのか?」
実際の求人を見ると、自分の可能性が具体的に見えてきます。 最初から応募する必要もありません。情報を集めるだけでも、転職活動の第一歩です。
未経験から一般企業や異業種にチャレンジしたい方は、まずは「ジョブモア」などでどんな求人があるのか検索してみるのがおすすめです。 条件を絞ってサクッとチェックできますよ。
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もちろん、自分で求人サイトを検索して転職先を探すこともできます。
ただ、保育士・幼稚園教諭からの転職では、「自分の経験が他の仕事でどう評価されるのか分からない」という問題があります。
転職サービスを利用すれば、求人を探すだけでなく、
- 「幼稚園教諭として7年働いてきた経験なら、どんな仕事が向いているか」
- 「未経験でも応募できる求人はあるか」
- 「今の希望条件に合う求人はどんなものか」
といったことを相談できます。
特に、担任以外の仕事を探したい方や、自分の経験がどこで活かせるか知りたい方は、一度無料の求人サービスで情報を集めてみる価値があります。
転職は「今までの自分を捨てること」ではない
幼稚園教諭から一般企業へ転職した私が、一番伝えたいことがあります。 それは、転職=これまでの経験を捨てることではないということです。
7年間幼稚園教諭として働いた経験は、一般企業へ転職してもなくなりませんでした。 むしろ、「保育現場を知っている」「子どもや保護者と関わってきた」「忙しい現場で臨機応変に動いてきた」という経験が、自分の強みになりました。
振り返ってみると、私のキャリアは決して一直線ではありません。
幼稚園教諭
↓
一般企業(保育士キャリアコーディネーター)
↓
保育園事務。
その時々の環境やライフスタイルに合わせて、働き方を変えてきました。
だから今は、「一度転職したら、その仕事をずっと続けなければいけない」とは思っていません。 働き方は、その時々で選び直していい。そう思っています。
「私には保育しかない」と思っているあなたへ
幼稚園教諭や保育士として働いていると、「保育しか経験がない」と思ってしまうことがあります。
満足に休めず目の前の業務をこなす毎日だと、特にそう感じやすいかもしれません。
でも、あなたが毎日当たり前のようにやっていることの中には、たくさんのスキルがあります。
だから、「私には保育しかできない」ではなく、「保育の経験を、次はどこで活かそう?」と考えてみてください。
まとめ|転職活動は「辞めること」ではなく「選択肢を増やすこと」
幼稚園教諭として7年間働いた私は、27歳で未経験の一般企業へ転職しました。
最初は、「私に一般企業なんて無理かもしれない」と思っていました。
でも、実際に外の世界へ出てみると、幼稚園教諭として積み重ねてきた経験が、自分の大きな武器になりました。
転職を考えているなら、まずは「私にはこんな仕事もできるかもしれない」と知ること。
それだけでも、今の働き方に対する見方は少し変わるかもしれません。
もし今、「このままでいいのかな?」と思っているなら、まずは自分にはどんな選択肢があるのか、求人を見てみるところから始めてみてください。
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