はじめに
「元保育士なんだから、園選びなんてお手の物!」 自分でもそう思っていました。でも、東京から高崎へ移住し、1歳と3歳を抱えて「保活」に直面した私を待っていたのは、元保育士としての自信を打ち砕かれるような、意外すぎる落とし穴でした。
私と同じ失敗を誰にもしてほしくない。元保育士の私が、あえて「自分の失敗談」を込めて、見学の本当のチェックポイントをお伝えします。

1. 「広い園庭」の罠。実は1日中外に出ない日も?
高崎に来て一番感動したのは、東京の園とは比べものにならない「広々とした園庭」でした。 「ここなら毎日、のびのび泥だらけになって遊べる!」 そう確信して入園させたのですが……実際に入ってみて、愕然としました。
「今日、一度も外に出ていない……?」
実は、マンモス園ゆえの「安全確保」が壁になっていました。全クラス一斉には出られないから、交代制。バス待ちの時間ですら、外遊びはなし。
「幼稚園なら毎日外遊びをするのが当たり前」という私の思い込みは、見学の時に質問しなかったことで、大きな後悔に変わりました。
- 元保育士のチェック: 「外遊びの頻度と時間は?」「雨の日以外でも外に出ない日はありますか?」と、あえて具体的に聞いてください。幼児期に外で太陽を浴びることより大切なことなんて、私はないと思っています。
2. 「廊下の隅のホコリ」は、園のSOSサイン
見学中、つい綺麗な遊具や教室に目が奪われますよね。でも、元保育士の私はあえて「廊下の隅」や「トイレの死角」を見ます。
なぜなら、保育園の清掃は外注ではなく、保育士自身が行っているところがほとんどだから。
廊下の隅にホコリが溜まっている=掃除をする時間も、人手も足りていない。 つまり、その園は現場が回っていない可能性が高いんです。衛生面はもちろんですが、「子供の安全に目を配る余裕があるか?」というバロメーターとして、必ずチェックしてください。
3. 先生の瞳から光が消えていませんか?
保育士が笑顔で、生き生きと働けているか。 慢性的な人手不足やサービス残業が当たり前の園では、先生たちの瞳から「光」が消えています。
そんな環境で、子どもたち一人ひとりに寄り添う余裕なんて、あるはずがありません。
先生が笑顔で生き生きと働けていない園で、子供たちが健やかに過ごせるはずがありません。そして、そんな園は保護者への対応も後手に回りがち。
園との信頼関係は不可欠です。先生の笑顔は、ママの安心、そしてママの「仕事への集中力」に直結します。

さいごに
保育園選びに「100点満点の正解」はありません。 でも、見学の時にこの「盲点」を知っているだけで、入園後の「こんなはずじゃなかった!」は確実に減らせます。
納得できる園に出会えることは、お子さんにとっても、そして新しい一歩を踏み出すママにとっても、最高のプレゼントになります。
私のこの「失敗」が、誰かの安心に繋がりますように。


コメント